陰宅風水と陽宅風水※徳川家康の陵墓、日光東照宮は「龍穴」の上にある!



風水には死者の住む家である陰宅に用いる「陰宅風水」と生者の住む家である陽宅に用いる「陽宅風水」があります。

「陰宅風水」とは死者の住む家つまりお墓に用いられるための風水です。故人を「龍穴」と言われる風水上の良い土地に埋葬することで一族子孫に良い影響を与えると考えられています。

先祖が龍穴の地に埋葬されることで子孫に良い運命を持った子供が生まれ一族繁栄に望めると言われています。

「龍穴」とは太祖山から始まった龍脈を流れた大地の気が最後に噴き出す場所を指します。

理想的なのは山裾が二股に分かれて「龍穴」を守っているような形になり正面は開けている地形です。二股に分かれた山裾に囲まれることで気をその場に留めることが出来るからです。

山裾に守られていない「龍穴」は気を留めることが出来ないため「凶穴」になってしまいます。「陰宅風水」の「龍穴」には子孫が皇帝になるほどの強いパワーを持ったものがありその「龍穴」は「天子穴」と呼ばれます。

「陰宅風水」例として中国の明王朝の陵墓十三陵がよく知られています。

中国の歴史では戦さのとき敵の王や将の先祖の墳墓を破壊した例が数多く見られます。このことは「陰宅風水」が古代中国で重要とされていたことの表れです。



中国では古代から今でも「陰宅風水」が盛んに取り入れられています。日本ではほとんど取り入れられていませんが徳川家康の陵墓として有名な日光東照宮は良い「龍穴」上にあると言われています。

日本は火葬して埋葬されることや死者の埋葬場所を自由にできないことが原因と考えられています。「陽宅風水」は生者の住む家つまり生きている私たちが生活する家に良い運気を招き悪い運気を寄せ付けないための風水です。

「陽宅風水」は地形や住居周辺の環境、住居の形状と家やそこに住む人の吉凶の方位から間取りを見るのが一般的です。

「陽宅風水」は私たちが住む家だけではなく働いているオフィスや店舗にも取り入れることができます。家具の配置や色、対人運や金運、健康運など上げたい運気に影響を与える方角に開運の風水インテリアを飾るなどで運気を改善していきます。

良い運気を招き入れるための一番の基本は家でもオフィスでも店舗でもまず掃除です。良い運気は清潔で綺麗な場所を好むからです。

「陽宅風水」をもっと完璧にするには設計段階から玄関や寝室の配置を決めることですがすでに住んでいる家でも家具の配置などを取り入れることで充分改善することは出来ます。