家相学入門者が知るべき6つの重要事項



家相学とは奈良時代に中国から仏教とともに伝来した風水思想が日本で独自に発展したものです。

人には人相があるように、家にも家相があり、未来に影響を与えると言われています。

家相と言えば、鬼門、裏鬼門などの方角が重要視されます。

鬼門とは北東の方角を言います。中国では北東の方角から騎馬民族が攻めてくるため、鬼が来る方角として嫌われていました。

家相では、玄関やトイレ、浴室などは鬼門に置くことは避けた方がよいとされています。

陰陽五行説

日本の家相は、中国の陰陽五行説から生まれ、日本に伝わり日本で家相学として独自の発展をとげました。

陰陽五行説とは中国の春秋戦国時代ごろに生まれた陰陽思想と五行思想が結び付いて生まれた思想のことです。

古代中国では、自然界のすべてのものを陰(いん)と陽(よう)に分けていました。

たとえば、太陽は陽で月は陰、奇数が陽で偶数が陰、表が陽で裏が陰という感じです。これが陰陽思想です。

また、五行思想というのは、自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているという考えです。

五行の行という字には、巡る、循環するという意味があり、この5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されているというものです。

この五行は、相性が良いとされる「相生(そうじょう)」、相性が悪いとされる「相克(そうこく)」があります。

木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるというのが「相生」、木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つというのが「相克」です。

家族定位

家相学では方位を8分割した八方位に、夫々に家族の定位を定めています。

それを家族定位といい、生まれ年にはかかわり無く、家族構成上の立場で決まる方位です。

北西・六白金星方位は家長、主人の寝室や書斎に使うと良い方向です。

また、南西・二黒土星方位は主婦の定位。トイレ、浴室などの水場、台所の火気などがあると、その家の主婦の健康に影響します。

長男の定位とされる東・三碧木星方位、居間や長男の寝室があるとよい方角です。

近年は、少子化のため、家族数が少なく、家族定位に配慮して家を建てることは少なくなっています。

張り欠け

家の出っ張ったところを「張り」、引っ込んだところを「欠け」といいます。

家相学では、「張り」は吉相、「欠け」は凶相となり、住んでいる人に影響を与えます。

家族定位の方角に「張り」や「欠け」があるとその家族に影響があると言われています。

たとえば、「主婦の定位」である南西の方角に張り」や「欠け」があると、その家の主婦の気性が粗暴になるとされています。



東に「欠け」があると、長男の将来性を期待することができなくなり、東南に欠け」があると、長女が優柔不断で怠ける人間になってしまうと言われています。

玄関

玄関は家相においてとても大切な場所です。

日本では昔から玄関は鬼門(北東)や裏鬼門(南西)を避けるように設計されていました。

玄関は良い運気が入ってくる場所にしなければいけません。

北東の玄関は風が強く、日が当たらないため、寒々としており、南西は西日が当たり、ものが腐りやすいとされています。

現在は共同住宅など住宅事情もあり、玄関が凶位になってしまうこともあります。
そんな場合も諦めずに、風水アイテムなどを利用して良い運を取り込むことができます。

また、玄関の方角でよいとされるのは東南の方角です。

風水学において、東南からはよい気が流れ込む方角とされています。

トイレ

不浄物であるトイレを、どの方角に作るといいのかは、家相学上、とても重要なポイントの一つです。

現在は、ほとんどの家庭が水洗トイレになっていますので昔ほど影響はないとは言われていますがやはり家族の健康に影響する大切な場所です。

トイレには、最適な吉方位はありませんが、玄関と同じく、トイレも鬼門(北東)や裏鬼門(南西)を避けるたほうがよいとされています。

北東だと暗く、寒いトイレとなり、南西だと暑さがこもってしまうからです。
どの方角にあっても、毎日掃除をして清潔に保つと良い運気が入ってくると言われています。

キッチン

キッチンは家族の健康を生み出すとして、家相学上、大切な場所とされています。

主婦の毎日の作業スペースでもあり、清潔で明るい雰囲気の空間でなければなりません。

キッチンの理想的な方角は、東か東南となります。

この方位であれば朝の太陽生気エネルギーが主婦に大きな影響を与えてくれるので、毎日生き生きと生活できるようになります。

逆に西、南西は、西日が入ります。

西日は衰退した退気エネルギーとあれ、健康の源である食品を腐敗させやすいので適切な方角ではありません。

ただ、現代では冷蔵庫など家電の発展とともに、さほど気にしなくてもよいようになっています。

まとめ

家相学は日本の風土に合わせて独自に発展した思想です。

最近では、住宅事情もあり、家相学上完璧な住宅を建てることは難しくなっています。

家相なんて迷信ではないかとも思いますが、昔の人はそれぞれ理由があって善し悪しを決めていたのです。

昔の人の知恵を重んじることも大切ではないかと思います。

家相で運気がアップするのであれば、取り入れていくべきだと思います。