風水では中庭は凶相※中庭は家相の「欠け」と同じ扱い



風水では、中庭は凶相です。

中庭は家の中央にあるからです。

気の流れが安定しにくいと説明することも可能ですが、実際は、日本古来からある家相の影響であると言えます。

家相で欠けは、凶相です。

家相の本には、8方位の吉凶だけが論じられていますが、家相では「中央」という領域が存在しています。

中央は土性です。つまり、鬼門や裏鬼門と同じ五行属性で、とても重要な領域なのです。

中庭があるという事は、建物が欠けているという事です。

つまり、鬼門が欠けるのと同じように、中央が欠けるのも凶相なのです。



序に述べておくと、鬼門が欠けると吉相になるという説があります。

たとえば、京都御所の北東は鬼門除けのためにかけています。

しかしこれは、欠けと呼べるほどの大きなスペースが切り抜かれているわけではありません。

角(かど)を鬼門方位に向けるのを避けるために、すこしだけ、切りかいているだけなのです。

昔の家相では、北東の角の敷地付近を斜めにカットするように塀を作ることで、鬼門の凶害を除けるという行為も行われていました。

しかし、現代の家相法では、このような方法はあまり使われません。