風水で床の間の位置を決める!掛け軸で運気をアップする方法



風水では小さくても床の間があると家全体の運気が落ち着き吉相となります。

床の間は、客の座であると同時に、神の座でもあるので神床として使用することがあります。

床の間内に窓があると良い運気が出やすく悪い運気が滞留しやすくなるので、どうしても必要な場合は最小面積のものにし、床の間に常時植物を置き樹気の持つ浄化効果で補正します。

床の間の裏に隣接するトイレは、位置的には問題がないのですがトイレの位置からの不浄の運気が流入しないような構造的な配慮は必要です。
基本的にタンスを置いても影響はありませんが、設置位置によっては悪い運気が滞留することもあるので注意が必要です。

床の間には、床板と畳の上面を揃えた踏込み床、畳より床板の上面を高くした蹴込み床などがあり、いずれも客間に設置することが多いので、ごちゃごちゃと物を置くことは客の運気を乱すことになります。

床の間が家の中で西に位置し東向きの場合、発展運が向上し吉相となります。掛け軸は、書のものを飾るとより一層の発展が期待できます。北の方位に設けて南に向けるのは権威と品位を保ち、最良とされています。掛け軸は水墨画を飾るとより一層の繁栄がもたらされるはずです。北西に設けて東向きの場合、家運が上昇し吉相とされます。東南に設けて北西向きの場合、対人運が向上し吉相とされます。季節の花を生けるとより効果的になると言われています。北西に設けて東南向きの場合、家族運が向上し吉相とされます。南、東、北東の設置は、諸運が低迷し、いずれも凶相とされます。特に北東の床の間は、最も凶相となるので、避けたいものです。また南西の床の間は、鬼門向きとなり相対しますが、特に支障はないとされます。



床の間は、日本独自に発達した間取りなので、風水との馴染みは薄いのですが、独特の歴史背景のもとに、いくつかの風水と関連付けた知識があり、活用されてきました。

床の間には掛け軸や香炉を飾ることが多いのですが、この置物にも意味があります。置物によって家主の経済力が判断でき、家主の人格の象徴であるとも言われています。したがって、床の間は家の中で重要な場所と位置づけられてきました。一方で、神仏を描いた掛け軸を飾ったりすると神聖な場所としての威厳も加わり、家相では神様の宿る場所、家主の運勢を左右する場所としてその吉凶を判断するようになりました。そこから神棚・仏壇を床の間に置く際の位置や方位も決められています。その一例として和室の出入口の上に神棚を祀る事は、避けられています。下を多くの人が通るため大地の運気が神棚に届きにくくなるからです。長い間に日本に定着し適応した風水の形が、床の間の風水に現れていると言えます。