最近は、二階にトイレや風呂やキッチンがある家が増えてきた。
今回は、二階の凶部屋の間取りについて説明する。
まず、トイレと風呂とキッチンは、どの方位にあっても凶相です。
実務的なことを言えば、トイレの便器、風呂の浴槽、キッチンのガスコンロを正中線と四隅線からずらして配置することで凶害を除けます。
正中線と四隅線は、家相では神聖な方位と考えるからです。
神聖な方位に、便器や風呂などの不浄物があってはいけません。
また、火の気は、日本の住居にとって、危険な存在なので、単に建物の内部に用いるときは、神聖な方位を避ける必要があります。
問題は、トイレとキッチンと風呂が二階にある場合です。
方位の吉凶の鑑定方法は、一階の場合と同じです。
しかし、注意すべきは、一階の中心から引いた正中線と四隅線だけではなく、二階の中心から引いた線にも重ならないようにすることです。
つまり、二階の風呂とトイレとキッチンは、一階の二倍の凶方位が存在するのです。
そればかりではありません。
トイレとキッチンと風呂は、一階の玄関や仏壇や神棚の上に来てはいけません。
仏壇と神棚の上に不浄物があっては失礼です。火気があるのも大問題です。
玄関は、家相に置いて気の入口として、最も重要な部屋に当たるので、その上を汚さないようにします。
規則が多くて大変だと考えるかもしれませんが、これを解決する方法があります。
総二階の建物にして、一階と二階の不浄物の位置を重なればいいのです。
総二階の建物、つまり、一階と二階の広さが同じ住宅であれば、中心のずれがありません。
だから、一階で正中線と四隅線を除けてトイレを配置して、その真上に二階のトイレを配置すればいいのです。